おはようございます。
新NISAも始まり、世の中の風潮は早く投資をしようと急かしているように感じています。その中で、投資をする前にやってはいけない行動をしている人が、投資をして失敗しているのを見てきました。
今回は投資をする前にしてはいけない行動を紹介したいと思います。
リスク回避のための投資準備:不安解消が成功の鍵
キャッシング・リボ払い
キャッシング・リボ払いは簡単に言うとカード会社に対しての借金になります。
この借金の利息は高く、年利15〜18%程度取られることがあります。
投資で年利15〜18%の利回りを出すのはどの程度大変なことでしょうか。
高利回りなS&P500に連動するインデックスファンド「SBI・V・S&P500」に投資した場合でも平均的な利回りは、年利11.03%ぐらいが目安です。
キャッシング・リボ払いを使っていると、投資の利益よりも借金の金利の方が高いため、借金返済を優先したほうが利回りが良くなります。
カーローン
カーローンの平均的な金利は4〜6%程度になります。
先程の「SBI・V・S&P500」の平均利回りを下回るので、このケースは良いのではないかと思いますが、カーローンのポイントはそこではありません。
投資をする前には、自分にもしものことがあった時(事故や病気やリストラ等)用に生活防衛資金を貯めておく必要があります。
車をカーローンで購入するということは、数百万円単位の貯金がなく生活防衛資金も貯まっていないケースが多いです。その状態で、投資をするのは毎月のローン支払いがありかつ自分になにかあった際に支えとなる資金がないためリスクが高すぎます。
カーローンを組もうとしている人はまず生活防衛資金を貯めた上で、現金で車を購入できるまで貯金をしましょう。
住宅ローン
住宅ローンを組んではいけない理由は2つあります。
- 住宅でリターンを得るのは難易度が高い
- ライフプランの変更に柔軟に対応できない
住宅でリターンを得るのは難易度が高い
住宅は購入した時点から価値が下がります。
都心の一等地や駅近など地価が下がりにくいもしくは地価が上がる物件を購入するには知識や経験などが必要となり難易度が高いと思います。
ライフプランの変更に柔軟に対応できない
賃貸と同じ金額を払うなら売れる分だけ自分のものにした方が良いという意見があります。
この意見自体は否定しませんが、住宅ローンを組んで家を購入すると離婚リスク、親の介護、2世帯同居、子どもの教育環境、自分の老後などライフプランの変更に柔軟に対応できなくなる可能性があります。
また、ローンを組んだ際に想定している自分の収入が、何十年後も担保できているとは限りません。そんな時に賃貸ならお金がなくなったら安い場所に住めば良いのです。
投資をしたい方は、賃貸に住むか現金で購入できるまで貯金をしましょう。
まとめ
投資は余剰資金でやることが大前提です。
借金がある人はお金に余裕がない状態で投資をすることになるため、精神衛生上安定して投資できない可能性があります。
正常な精神状態ではなく、お金に追い詰められている状態では、暴落時に損失分を取り返そうと無理な投資をしたり、投資詐欺に引っかかる可能性が出てきます。
そのためにも投資は、お金に余裕がある状態で行うことが成功の秘訣の一つとなります。
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