おはようございます。
資産形成をする中で、投資をするのは怖いからと仕組預金を選択する人がいます。
仕組預金はリスクがないと誤解している人もいると思いますが、仕組預金は預けたお金を金融機関がリスク取引を行うことで、利益を狙う仕組みになります。
今回は、仕組預金に近づいてはいけない理由について紹介したいと思います。
お金を守る力:仕組預金には近寄るな!
仕組預金の運用方法
仕組預金は主に「フラット型」、「ステップアップ型」の2種類で運用されています。
フラット型は最初から決められた一定の金利で運用します。
長期保有しても金利は変わらないため、比較的短期での利用を想定して設計されている運用方法となります。
最初の金利はフラット型よりも低く設定されており、長期保有することで金利が上がる設定の運用方法となります。
仕組預金をおすすめしない理由
私が仕組預金をおすすめしないのは以下5つの理由があります。
一つ一つ詳細を見ていきましょう。
原則として中途解約ができない
仕組預金は原則として中途解約ができません。
金融機関がやむを得ない理由として認めた場合、中途解約することができますが中途解約手数料や調整金等が発生し、元本割れしてしまう可能性があります。
外貨建てには為替リスクがある
外貨建てでの仕組預金では、為替の影響で元本割れしてしまうリスクがあります。
例えば、1ドル=150円時に外貨で仕組預金へ払込みした場合、満期には1ドル=120円に為替が下がっている可能性も考えられます。
最低預入金額が高額な場合がある
仕組預金では利用する金融機関によって、「100万円以上」「1000万円以上」など高額な最低預入金額が設定されている場合があります。
仕組預金は、金融機関が破綻した際に預金者の預金を1000万円まで守る制度(預金保険制度)の対象外の場合があります。
通常仕組預金は預金保険制度の対象となっていますが、払込み・受取通貨が外貨となっている場合には対象外の場合もあります。
満期日や受取通貨が決められていない場合がある
仕組預金では、プランによってあらかじめ満期や受取通貨が設定されていますが、金融機関によって満期の延長や受取通貨の変更がされる場合があります。
個人的には資産形成において仕組預金は不要だと思います。
仕組預金は預入時点では最終的な預入期間等が確定しておらず、途中解約もできないため高額な金額を預入するにはリスクが高すぎる商品となります。
安全資産としては現金を貯金しておき、リスク資産は投資信託やETFなどを購入するのが良いと思います。
銀行は売る際に仕組預金を謳っていないケースがある
仕組預金の注意が必要なのは、商品名に仕組預金と言っていないケースがある点です。
例えば、auじぶん銀行の「プレミアム金利定期預金」は定期預金と記載されているため、金利の高い定期預金と間違って申し込む方がいます。
しかしながら、中身としては仕組預金のため解約できず、長期にわたって資金がホールドされてしまいます。
他にも、楽天銀行の「楽天エクステ預金」等も仕組預金に該当します。
商品名だけに惑わされずきちんと商品の中身を確認した上で、仕組預金を申し込まないようにしましょう。
まとめ
資産形成に限らず、すべての物事に対してわからない状態のまま手を出すのはおすすめしません。
自分がやろうとしていることや購入しようとしているものが、どういうものなのか自分で調べることで、金融知識は向上していきます。
お金を守るためには、わからないことを自分で調べることからリスクを回避できると思います。
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