おはようございます。
引っ越しをしようとして不動産会社から見積もりをもらうと高いなと感じることがあります。不動産業界にはこちらが知識を持っていないことをいいことに、必要のない費用を上乗せしているケースがあります。
今回は賃貸の初期費用を抑える方法について紹介したいと思います。
初期費用抑える!不動産会社に騙されない方法
請求されたら断るべきもの
不動産会社からの見積内容で以下内容が入っていたら、見積もりから外してもらうようにしてもらいましょう。
- 書類作成費
- 簡易消火器
- 害虫駆除費、室内消毒費
理由について説明していきます。
書類作成費
SUUMOやホームズなどに掲載しているのは、その不動産を持っている大家さんではなくあくまでも仲介会社です。
仲介会社が費用として請求してよいのは「仲介手数料」のみと決まっています。
書類作成費用を請求するようなところは売上をあげるために、必要ない費用を上乗せしているので、見積もりから外してもらうようにしましょう。
簡易消化器
マンションやアパートの消火設備設置の責任を負っているのは、あくまでもその不動産の貸主で、借主が費用を負担して消化器を設置する必要はありません。
害虫駆除費、室内消毒費
ぱっと見、害虫駆除や室内消毒はやってもらったほうがよいと思いますが、対応として消臭スプレーを散布しておしまいというケースもあります。
これは借主側に明確に効果がわからないため、費用を請求して簡易的に対応しお茶を濁しておしまいにしても気づかれないからです。
そのような費用を払うのは馬鹿らしいので、見積もりから外してもらうようにしましょう。
見積内容から金額を下げやすいもの
見積書の中で、以下項目については注意して確認が必要になります。
- 仲介手数料
- 火災保険
仲介手数料
国土交通省の告示内容では、賃貸契約の仲介手数料は貸主と借主の合計で賃料の1.1倍までを上限にすると決まっています。(仲介会社が貸主から報酬を貰う場合)
そのため、借主が仲介手数料を賃料1ヶ月分払うのはおかしいことで、貸主が半分負担すべきなので払っても賃料0.55ヶ月分になります。
見積内容の仲介手数料が賃料の1ヶ月分になっている場合は注意が必要となります。
火災保険
賃貸契約書の特約の中で、不動産会社が指定する火災保険に加入することと書かれていることがあります。
この場合、指定された火災保険は相場よりも高いことが多いため、自分で探して加入したほうがよいです。その上で、賃貸契約書の特約から削除してもらいましょう。
火災保険については、以下記事にて紹介していますのでこちらをご確認ください。
価格交渉の余地があるもの
- 賃料、管理費
- 敷金、礼金
- ハウスクリーニング費用・鍵の交換費用
賃料、管理費
賃料や管理費の交渉は入居時か契約更新のタイミングが一番良いと思います。
交渉する際も具体的にフリーレント(賃料1ヶ月無料)してくれたら、賃料を2000円下げてくれたら入居を決めますと伝えれば、不動産会社側も本気度が伝わり大家さん側に交渉してくれる可能性があります。
家賃交渉をした際に、不動産の担当者が「無理です!」ということがありますが、賃料を決めるのは大家さんのため不動産の担当者には権限がありません。
このような回答をする不動産会社と付き合うのは辞めて、別の会社に見積をもらうようにしましょう。
敷金、礼金
敷金、礼金は初期費用の中でも1番ボリュームがある箇所になります。
ここをどれだけ抑えられるかで初期費用が変わってきます。
「空室を発生させたくない」という理由から、大家さんが礼金をゼロにして、入居者への負担を減らすケースも多いです。
酷い不動産だと礼金に自分たちの利益を上乗せして請求しているところもあるため、最低でも3社からは相見積もりをもらって比較してみましょう。
ハウスクリーニング費用・鍵の交換費用
国土交通省が作成した「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では
ハウスクリーニング費用、鍵の交換費用は貸主側で負担する項目として定義されています。
借主側で払う必要がない項目のため、賃貸契約書の特約に入っている場合は削除してもらいましょう。
まとめ
不動産に関しては知っているだけで、損をしないことが多いです。
今回紹介したものを「前の引っ越しの際も払ったしこんなものか」と払っていると知らずのうちに損しています。
節約の基本は無駄なお金を払わないことです。無駄なお金を払わないことで自分の資産を増やしていきましょう。
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持ち家にするか賃貸にするかはライフプランによって決めましょう。
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