おはようございます。
皆さん銀行口座はいくつ持っているか把握していますか?
子供のときに親が作ったものや学生時代にアルバイト代の振込用に作ったり、入った会社から指定されて作ったり複数持っている人はいると思います。
複数持っている口座の中でも、ゆうちょ銀行の口座を放置すると権利が消滅する可能性があります。
今回はゆうちょ銀行の口座権利が消滅する理由について紹介したいと思います。
ゆうちょ銀行口座の権利消滅の恐怖
郵便貯金の権利消滅 2021年度は過去最高の457億円
郵政民営化前に預けられた郵便貯金の一部が満期後、一定期間で権利が消滅し2021年度には457億円が消滅したと報道されました。
また、2021年度末時点の権利消滅対象となる貯金残高は3243億円に及んでいます。
なぜ権利が消滅してしまうのか?
旧郵便貯金法の規定で、2007年10月の郵政民営化前に預けられた
は、満期の翌日から20年2か月が過ぎると権利が消滅してしまいます。
権利消滅したものは払い戻しはできず、残高は一定期間を経て国庫に納付されしまいます。
※郵政民営化後、ゆうちょ銀行に移管された通常郵便貯金や通常貯蓄貯金は権利消滅の対象外です。
出典:「読売テレビ」
権利が消滅する前にやること、権利が消滅してしまったら
まずは、郵政民営化前の「定額郵便貯金」「定期郵便貯金」「積立郵便貯金」があるか確認しましょう。また、引っ越しをしている方は郵便局に住所変更届を提出するようにしましょう。
消滅対象残高がある場合、権利消滅の2ヶ月前に以下のような催告書が届きます。
催告書が届いたら「郵便貯金証書もしくは催告書」「届出印」「本人確認書類」をもって、郵便局にいきましょう。
出典:「ゆうちょ銀行」
既に権利が消滅してしまった場合、基本的には払い戻しすることが出来なくなります。
ただし、真にやむを得ない事情があって払戻請求ができなかった際は救済処置があるため、最寄りの郵便局に相談しにいきましょう。
まとめ
資産形成をする中でも自分の資産の全量を把握することはすごく重要です。
銀行口座は今後利用がない口座に対して管理費が発生する可能性もあります。
そのため、銀行口座やクレジットカード、証券口座などで利用しないものや休眠しているものがあれば解約をして整理をしていきましょう。
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