普段の生活の中でクレジットを使っている人や携帯代金を分割払いしている人は多いと思います。
クレジットカードの支払い、携帯代の支払いは正しく理解しないと将来に向けてリスク・足かせとなる可能性があるため注意が必要となります。
今回は、そんなクレジット・携帯代の滞納リスクについて紹介したいと思います。
リスク回避のポイント:クレジット・携帯代の滞納
滞納に伴うリスクを理解しよう
クレジットカードでの支払いや携帯本体を分割払いで購入することを割賦契約といいます。
これは簡単に説明すると物を先に手に入れて後でお金を払う形態を指します。
割賦契約の滞納がどのようなリスクがあるかというと滞納情報が信用情報機関(CIC)に登録されてしまうことにあります。
信用情報機関に登録されるとどんなデメリットがあるかは後ほどご説明しますが、
90日滞納するとブラックリストとして認定され、「異動」というステータスが付与されます。
出典:CICとは
また、信用情報機関に登録されるサービスは実は身近に数多く存在しています。
例えば、フルマアプリの「メルカリ」が提供するメルペイスマート払いやiPhoneの支払いにも使われているPaidyなども滞納情報は信用情報機関に登録されます。
気づかないうちに、日々の生活の中で信用情報が登録される機会は身近に存在しています。
滞納リスク1:住宅ローン審査が通らない可能性がある
信用情報機関に「異動」(ブラックリスト)として登録されると、将来家を買おうとした際に住宅ローン審査が通らない可能性があります。
それはなぜかというと、住宅ローンを組む金融機関がお金を貸す際にあなたの信用情報を確認してお金を貸しても大丈夫かどうか確認するためです。
信用情報機関にはあなたの借金の残債や年収、「異動」(ブラックリスト)の掲載情報などが存在しており、「異動」となっている人は支払い能力が低いと判断されることがあります。
信用情報機関が保有する情報(出典:CICが保有する信用情報)
ご本人を識別するための情報
氏名、生年月日、性別、郵便番号、住所、電話番号、勤務先名、勤務先電話番号、公的資料番号等ご契約内容に関する情報
契約日、契約の種類、商品名、支払回数、契約額(極度額)、契約終了予定日、登録会社名等お支払状況に関する情報
報告日、残債額、請求額、入金額、入金履歴、異動(延滞・保証履行・破産)の有無、異動発生日、延滞解消日、終了状況等割賦販売法対象商品のお支払状況に関する情報
割賦残債額、年間請求予定額、遅延有無等貸金業法対象商品のお支払状況に関する情報
確定日、貸付日、出金額、残高、遅延の有無等
滞納リスク2:新規のクレジットカードの作成ができなくなる可能性がある
住宅ローン審査と同様にクレジットカード審査についても通らない可能性があります。
こちらも同様にクレジットカード会社はカード申し込みがあった際に信用情報機関にあなたが支払い能力があるのか、クレジットカードの支払を滞納しない人か確認します。
クレジットカードの支払を滞納されると、クレジットカード会社としては債権として料金の回収の手間が発生します。会社としては手間をかけたくないため、そのような人のカード申し込みを断るケースがあります。
滞納リスク3:消費者金融やサラ金からお金が借りれない可能性がある
消費者金融やサラ金もあなたがお金を借りる際に信用情報機関に情報を確認します。
あなたに借金があるのか、借金の残債がいくらあるのかわかるため追加でお金を貸しても返せないのではないかと思い、お金を貸してもらえない可能性があります。
信用情報機関に「異動」(ブラックリスト)として登録されてしまった時の対応
信用情報機関に「異動」(ブラックリスト)として登録されてしまった場合、どうすればよいでしょうか。
まずは、滞納している支払いをすべて完済する必要があります。
これは「異動」(ブラックリスト)というステータスが消えるのが、滞納料金の支払いが完了してから5年というルールがあるためです。
滞納状態が継続しているとずっと「異動」(ブラックリスト)として残り続けてしまうため、まずは支払っていない料金をすべて支払うことを優先してください。
また、一度解消しても再度90日以上滞納してしまうと「異動」として再登録されてしまうため、滞納を解消してから5年間は各料金支払いを滞納せずに続ける必要があります。
まとめ
クレジットカードや携帯本体を分割で購入するのは便利である一方リスクがあります。
きちんとリスクを把握した上で計画的に利用するようにしましょう。
【関連記事のご紹介】
日々の支払いを滞納しないように小さい節約から始めましょう。
浪費してしまってお金が貯められない人がやるべきことをまとめています。
読者登録いただけると励みになります!