固定費削減のために、いま住んでいる部屋の家賃をいくら値下げ交渉するか決めた後は、実際に値下げ交渉を行えばよいのですが、いつ貸主に自身の希望を伝えればよいのでしょうか。
今回は家賃の値下げ交渉を実行するタイミングについてお伝えしたいと思います。
家賃交渉のベストタイミング
いま住んでいる部屋の更新タイミングを確認しよう
家賃の値下げ交渉はいつ実施してもよいものですが、2年に一度訪れる契約更新のタイミングで実施するのが一番効果的だと考えます。
それはなぜかというと
1)貸主は退去されると新しい人を募集するために費用が発生します。そのため、家賃を値下げすれば、契約更新に応じてくれるのであれば貸主側も値下げについてきちんと検討せざる負えないこと
2)家賃の値下げ交渉を行う際に貸主から送られてくる「契約更新のお知らせ」文書の返信(回答)として値下げ希望を伝えることができる
3)「契約更新のお知らせ」として送られてくる文書から家賃の値下げを希望する文書の送付先がわかる(確認することができる)
上記、3点の理由からです。
では、実際にどのような文書を貸主側に送ればよいかについては別途お伝えしたいと思います。
値下げ交渉文書は内容証明郵便で送ろう
値下げ希望を伝える文書は内容証明郵便を送ることをおすすめします。
一般書留郵便物の内容文書について証明するサービスです。
いつ、いかなる内容の文書を誰から誰あてに差し出されたかということを、差出人が作成した謄本によって当社が証明する制度です。
と説明しています。
これによって、いつ、誰から誰へどのような文書を送ったかを証明することができるので、値下げ希望の文書を貸主に送ったという記録が証明されます。
この証明がない場合に、貸主からそんな文書は受け取った覚えがないなどのトラブルを避けることができるため、値下げ希望を伝える文書は内容証明郵便で送ることをおすすめします。
まとめ
家賃の値下げ金額が決まり、いま住んでいる部屋の更新案内が来たら値下げ交渉のチャンスとなります。自身の更新時期を確認した上で事前準備やシミュレーションを行っておきましょう。
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