MENU

S&P500の銘柄理解と投資における注意点

S&P500の銘柄理解と投資における注意点

 

おはようございます。

2024年の株式市場は日本もアメリカも上昇トレンドが続いています。

今年から新NISAが始まり、新NISAの購入ランキング上位は、全世界株式もしくはS&P500に連動する商品になっています。

今回はS&P500に投資するとはどういうことか紹介したいと思います。

 

S&P500の銘柄理解と投資における注意点

S&P500に投資するとは自分が何にベットしているのか

S&P500は米国を代表する約500企業の銘柄に連動する株価指数になります。

また、米国株式市場全体に対し約80%の時価総額比率を占めており、米国市場全体の動きを概ね反映していると言われています。

 

500社に分散されており、米国株式市場の約80%に投資できるので、いいじゃないかと思う人もいると思います。

現に、S&P500は過去30年の間に約8倍までに成長しており、日本市場の成長率とは段違いの差が生まれています。

 

しかし、下記図を見てもらえればわかりますが、その成長を牽引しているのは一部銘柄の力でありそれ以外の銘柄はほとんどあがっていません。

その成長を牽引しているのはGAFAMと呼ばれるアルファベット、アップル、メタ・プラットフォームズ、アマゾン、マイクロソフトです。

S&P500時価総額の推移

 

この5銘柄がS&P500の時価総額に占める割合は30%以上のため、S&P500が上昇するか下落するかはこの5銘柄の結果に心中することと同義になります。

このことからもS&P500とは500社に分散されているように見えますが、主要5銘柄にベットする投資であることを理解しましょう。

 

S&P500の主要銘柄も変動している

S&P500が上位主要銘柄の結果に連動することがわかったと思います。

下記図は2023年7月31日時点のS&P500の上位10銘柄になります。これを見ると上位需要銘柄も常に変化していることがわかります。

 

このタイミングでの上位5銘柄はGAFAMではなく、エヌビディアとテスラが入れ替わりで入っています。

これから10年、20年たったとしても次のアップルやグーグルに変わる企業が出てきた際は銘柄が変わっていくためその成長にかけてみようと思う人はS&P500に投資するのが良いと思います。

 

S&P500上位10銘柄

出典:「JTG証券

 

為替の影響を受ける

S&P500に投資する場合、その指数に連動する投資信託を購入するかETFを購入するかになると思います。

投資信託を購入している場合、日本円で購入できるため為替の影響を感じることは少ないと思いますが、一般的には円高になれば投資信託の「基準価額」にマイナス、円安ならプラスの影響があります。

外国の株式や債券で運用する投資信託には基本的に、為替変動リスクがあることを理解しておきましょう。

 

まとめ

投資の基本は自分がわからないものに投資をしないことです。

新NISAが始まり多くの人が全世界株式もしくはS&P500に連動する商品を購入していますが、その商品の中身をきちんと理解することが重要です。

S&P500に投資する人は、S&P500の上位銘柄と心中する投資だということを理解しましょう。

 

【関連記事のご紹介】

借金がある人は投資より前に借金返済を目指しましょう。

zawa-san.hatenablog.com

投資の種銭がない人は節約をして家計を見直しましょう。

zawa-san.hatenablog.com

長期投資の失敗ポイントをきちんとおさえましょう。

zawa-san.hatenablog.com

 

読者登録いただけると励みになります!