節約や貯蓄の重要性は理解しているのに行動に移せないのはなぜでしょうか。
今回は資産形成を邪魔する「現状維持バイアス」との向き合い方について紹介します。
資産形成を邪魔する「現状維持バイアス」との向き合い方
節約方法や貯蓄方法を知っても行動に移せない理由
スマホ代を格安SIMに変えようと思っても、「通信品質が今より悪くなるんじゃないか」、「変更の手間がかかる」などの心配から行動に移せないまま時間がたってしまうことはよくあります。
この経過期間分の節約効果を見たら変更すべきなのに、なかなか行動に移せないのは「現状維持バイアス」が働いているからです。
「現状維持バイアス」は何かを変化させることで現状が良くなる可能性があったとしても、損失の可能性を考慮して現状を維持する力です。
保険の見直しも銀行口座の見直しも証券口座の開設も、でも〇〇、でも△△などいろいろな理由をあげて行動に移せないのは変化に対しての不安や恐怖を感じているからなんです。
対処法1:適正なリスクを選択しましょう
では、「現状維持バイアス」とはどのように向き合っていけばよいでしょうか。
それは0か100かといった極端なリスクのとり方ではなく、ちょっとだけリスクをとるという考え方を身につけていく必要があると思います。
スマホ代の例で行くと
家にWi-Fi環境が整っている状況であれば、外で少し電波状況が悪くても家で快適にネット生活を過ごせるという安心感が生まれます。
また、スマホを複数保持しているのであれば、まずは1台切り替えて良ければもう一台も切り替えようなど次の行動に移していけます。
保険・銀行・証券など今までご紹介してきた節約・貯蓄方法についても、全てを試すのではなくまずは1つだけ試してみるとか、一部だけ取り入れてみてうまく行けば他も試してみるといったやり方が良いと思います。
対処法2:自分なりの方法を見つけよう
節約や貯蓄についても自分がやりやすい方法というのが必ずあります。
やりやすい方法であれば継続することも出来ますし、やっていく中で楽しさを感じてきます。
私も交通費を節約しようと定期を買うのをやめて、自転車を普段の足として通勤や移動手段として使うようにしました。
普段の運動不足解消と交通費の節約と移動時間の短縮と一石三鳥で楽しく継続することが出来ました。
まとめ
ご紹介した「現状維持バイアス」との向き合い方はいかがでしたか。
変化に対して不安や恐怖を感じている中で、行動に移せないことでさらに落ち込む必要はありません。
不安や恐怖はわからないことに対して感じるため、まずは小さく始めることで適切なリスクを学んでいきましょう!
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