固定費の中でも占める割合が多い家賃を下げることは固定費見直しの中でも効果が高いものとなります。
一般的に家賃は家計総収入の25%〜30%程度のため、極端にオーバーしている場合は見直しの必要があります。ここでは、賃貸住宅に住んでいる人に向けて家賃を下げる方法をご紹介していきます。
家賃見直しの効果的な方法
いま住んでいる部屋の家賃の値下げ交渉をする
真っ先に取り組むべき対応は、いま住んでいる部屋の家賃の値下げ交渉です。
日本人は他者との摩擦や争いを嫌う傾向にありますが、家賃交渉とは大家もしくは管理会社と争うことではなく、あくまでも入居者側の要求を伝える行為となります。
そうはいっても、家賃交渉をして断られた際に、いま住んでいる部屋の退去を求められるのではないかと不安に感じるかもしれません。
しかしながら、賃貸借契約において貸主が退去を求める際は、借主が家賃を滞納している、借主が迷惑行為を行っているなどの「正当事由」が必要となります。
そのため、家賃の値下げ交渉をしたからといって貸主から退去を求められることはないので、まずは自身の希望を貸主に伝えてみましょう。
具体的な家賃の値下げ交渉方法についてはまた別途ご紹介します。
今住んでいる部屋の家賃よりも低い家賃の部屋に引っ越す
一度入居したら、自分が住んでいる部屋の周辺家賃がどのように変動しているのか全く関心を持たないまま住んでいることが多いですが、近隣の家賃相場を知っておくことはとても重要です。
例えば、当時新築8万4,000円の家賃に入居したとして、その後10年同じ場所に住んで5度の更新料を支払ったとします。10年経過の中で、いま住んでいる賃貸住宅と駅からの距離、部屋の間取り、設備などの条件がほぼ同じなうえで新築の物件が家賃7万4,000円で見つけた場合どうでしょうか。
年間12万円の費用削減になり、引越し費用を仮に10万円としたとしても1年で取り戻せる形となります。
私自身、引っ越しを何回かしましたが、引っ越したのは同一地域の別の賃貸住宅への引っ越しでした。引っ越しをするかどうかはさておき、住んでいる住宅の更新時期が近くなった際は、近隣の賃貸住宅をネット等で検索することをおすすめします。
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