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NISA 年初一括で年間投資枠が埋められなくなる(SBI証券)

NISA 年初一括で年間投資枠が埋められなくなる(SBI証券)

 

おはようございます。

今年から始まった新NISAですが、SBI証券を利用している人は年間投資枠(成長投資枠:240万円、つみたて投資枠:120万円)を年初に一括登録できるのは2024年だけになります。

これはつみたて投資枠のボーナス月の積立設定の仕様が、2025年から変更になることが影響しています。

 

今回は、SBI証券のつみたて投資枠の仕様変更について紹介したいと思います。

NISA 年初一括で年間投資枠が埋められなくなる(SBI証券)

つみたて投資枠の現行仕様

現仕様だと、以下設定を行うことで、年初に120万の枠を使い切ることが可能となります。

  • 「積立コースと申込設定日」を毎月15日に積立発注にし、積立金額を100円(最小申込金額)にしておく
  • 「ボーナス月の積立設定」を金額を120万円、設定日1を1月5日にしておく

SBI証券NISA積立設定

出典:「SBI証券

この設定を行うことでボーナス月の積立購入が一番最初に処理され、年初につみたて投資枠の120万円を一括購入することができます。

つみたて投資枠の仕様変更内容

2025年からつみたて投資枠のボーナス月の積立購入額が「120万円 − 1年あたりの概算積立金額」に変わります。

そのため、毎月の積立額を最少額の100円にしても、ボーナス月の積立額の上限は1198,800円になり年間投資枠の120万円を一括購入することができなくなります。

  • 積立による投資金額:100円×12回 = 1,200円
  • ボーナス月による投資金額上限:120万円 - 1,200円 = 1198,800円

参照URL:NISA・つみたてNISA・ジュニアNISA|SBI証券

 

つみたて投資枠はあくまでもコツコツと積み立てる用の投資枠のため、年初一括で投資枠を埋めて暴落などにより狼狽売りをしないようにする防衛的な仕様変更だと思います。

つみたて投資枠のボーナス月設定の注意点

ボーナス月設定を行う場合、決済方法は現金でしか行えません。(決済方法でクレジットカードを選択することができません)

クレジットカードでポイントも貯めたいと考える方は、ボーナス月の積立設定を利用せず、毎月の積立購入でクレジットカード決済を選択するのが良いと思います。

 

まとめ

新NISAでの運用が1年経つことで、各証券会社も自社の仕様を最適化しようとしてきています。

証券会社の仕様変更があっても、優良な投資商品をきちんと購入していれば、ゆっくりでも自分の資産は増えていきます。

 

いろいろな情報に左右されず、自分の余剰資金の中で投資していきましょう。

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