おはようございます。
早いもので2024年も残り1ヶ月を切りました。
個人事業主や自営業の方が年明けに待っているのが確定申告です。
一部サラリーマンの方でも住宅ローン控除やふるさと納税などで初めて確定申告するという人もいると思います。
今回は年内にやっておくべき確定申告の準備内容について紹介したいと思います。
確定申告準備:新しい年を迎える前に行うべき5つの準備
準備1:マイナンバーカードの取得
これから確定申告を行う場合、スマホやPCからのオンライン申請が便利です。
このオンライン申請にはマイナンバーカードが必須で必要になります。
マイナンバーカードの発行には約1ヶ月かかるため、まだ持っていない方は年内中に申請を済ませておきましょう。
また、自分が持っているスマホがマイナンバーカードを読み取り可能な端末かも確認しておきましょう。
読み取り可能でない場合、スマホを買い替えるか別途ICカードリーダを購入する必要があります。
準備2:マイナポータルの利用者登録
マイナポータルを使うと確定申告に必要な証明書等のデータを一括取得し、確定申告時に自動入力することができます。
この自動入力を使うとサラリーマンの方の申請であれば、ほぼ自分で入力する箇所がなくなり、確定申告が格段に楽になります。
出典:「国税庁」
マイナポータルの利用者登録はこのような流れになります。
- マイナポータルアプリをインストール
- アプリを起動しマイナンバーカードを認証
- マイナンバー発行時に指定した4桁のパスワードを入力しログイン
- 利用者情報を登録する
- 入力したメールアドレスに届いた確認コードを入力する
- 利用者登録の入力内容を確認する
- 利用者登録を完了する
確定申告をする際に、マイナポータル、e-Tax、e-私書箱など複数のシステム名が出てくるため、それぞれが何に必要なのかわからなくなります。
下記全体像が一番分かりやすい図になるため、全体像の把握はこちらを活用しましょう。
出典:「国税庁」
準備3:マイナポータルとe-Taxの連携設定
e-Taxはオンラインで確定申告を行うためのシステムです。
マイナポータルで一括取得した証明書を自動入力するには、マイナポータルとe-Taxを連携しておく必要があります。
マイナポータルのe-Tax連携はこのような流れになります。
- マイナポータルにログイン
- マイナポータル上の「外部サイトとの連携」を選択
- e-Taxの登録
- マイナンバーカードの読み取り
- 利用者情報の入力
- マイナポータルとe-Taxの連携完了
準備4:マイナポータルとe-私書箱の連携設定
保険会社、銀行・証券会社、特定事業者が発行する証明書などを確定申告で自動入力させるには、マイナポータルとe-私書箱の連携設定が必要になります。
マイナポータルのe-私書箱連携はこのような流れになります。
- マイナポータルにログイン
- マイナポータル上の「外部サイトとの連携」を選択
- e-私書箱の登録
- 登録したメールアドレスに届いたURLからアカウント作成
- 連携したいサービスを選択して完了
準備5:e-Taxで「給与所得の源泉徴収票」を⾃動⼊⼒の対象に設定
最後にサラリーマンの方が勤めている会社の源泉徴収票の内容を自動入力させるには、e-Taxで設定が必要になります。
また、この機能は勤め先の会社がe-Taxで源泉徴収票を税務署に提出していないと利用ができません。
利用できるかどうかは会社の担当部署に事前に確認しておきましょう。
e-Taxの設定はこのような流れになります。
- マイナポータルにログイン
- マイナポータル上の「確定申告の事前準備」を選択
- 証明書の取得対象に給与(源泉徴収票)を選択
- e-Taxのマイページ上の「本人確認/情報取得希望」を選択
-
「e-Taxからの情報取得を希望する」を選択
- マイナンバーカードの読み取り
- 連携完了
まとめ
確定申告をオンライン(e-Tax)で始めてやる場合、つまづきポイントがいくつかでてきます。
また、すぐに解決できない場合もあるため事前準備や余裕を持った対応をすることで期日内に申告を完了することができます。
日々忙しい人も年内中に準備を終わらせてしまいましょう。
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