おはようございます。
11月に入って楽天証券は13日から、SBI証券は19日から新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠の積立設定が開始しました。
新NISAを最大限活用するには、最短で投資枠を埋めて複利の期間を最大にすることだと言われています。個人的には毎月30万投資して5年で投資枠を埋めるのと年初一括で360万円投資して5年で投資枠を埋めるのはほぼ違いはないと思いますが、年初一括で投資するにはコツが必要になります。
今回は、年初一括で年間投資枠を埋める方法をご紹介させていただきます。
新NISA 年初一括で年間投資枠を埋める方法(SBI証券)
年初一括で年間投資枠を埋める方法(つみたて投資枠)
つみたて投資枠は名前の通り積立投資を前提にしているため、年間投資枠の120万円を一括投資することはできません。
そのため、年初に新NISAの年間投資枠を埋めるにはコツが必要になります。
- 毎月の投資額を最低限で設定する
- ボーナス月の積立設定で残りの満額を投資する
毎月の投資額を最低限で設定する
まず、毎月のつみたて投資金額は最低限(100円など)の金額でつみたて投資設定を行いましょう。
ボーナス月積立設定で残りの満額を投資する
その上でボーナス月の積立設定で1月を指定し、残りの満額(1198,800円)を一括投資する。
上記設定方法で、年初一括でつみたて投資枠についても埋めることが可能になります。
年初一括でつみたて投資枠を埋める際の注意点
ボーナス月設定を行う場合、決済方法は現金でしか行えません。(決済方法でクレジットカードを選択することができません)
そのため、クレジットカードでポイントも貯めたい方は、クレカでの積立設定と現金での積立設定を2つ設定する必要があります。
- 決済方法:クレジットカードで毎月5万円(クレカ枠の上限)のつみたて投資設定を行う。
- 決済方法:現金で毎月100円のつみたて投資設定と1月を指定してボーナス月の積立を598,800円で設定する。
ただし、この選択肢を取る方は年初一括で投資枠を埋めることができないので、自身がどちらを優先するかによって選択してください。
年初一括で年間投資枠を埋める方法(成長投資枠)
成長投資枠の240万円はスポット購入で一括投資することができます。
そのため、年初1月に自身が購入したい商品を240万円分購入すればよいです。
成長投資枠で個別株に投資する際の注意点
成長投資枠で個別株に投資をしようとしている方は単元株で購入するか、単元未満株で購入するか考慮が必要になります。
例えば、衣料品大手ユニクロ等で有名なファーストリテイリング(9983)を購入しようとした場合で考えてみましょう。
11/16(木)時点の株価は36,850円なので、単元株で購入する場合、
36,850 円 × 100 株 = 368.5万円 > 240万円(成長投資枠の年間投資限度額)となり、新NISAを利用しての買付ができません。
しかし、「単元未満株」では1株から購入のため、新NISAの投資限度額に合わせ買付することが可能となります。
資産運用に関しては、少しずつでもいいので、できるだけ早いうちから、無理のない範囲で始めること、慣れておくことというのが大事なポイントとなります。「新NISA」と「単元未満株」を活用することで個別株についても買付することができます。
まとめ
新NISAの投資枠を年初一括で埋める方法を紹介させていただきました。
投資の基本は余剰資金で行うことです。新NISAが始まるからといって無理して投資枠を埋めるのではなく、自分にとって無理のない金額から始めましょう。
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新NISAには気をつけないといけない落とし穴があります。
新NISAが始まっても急いで投資すべきか考えましょう。
投資はあくまでも目的を達成するための手段に過ぎません。投資のゴールとしてどういう生活もしくはライフサイクルを過ごしたいか決めましょう。
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