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老後資金と投資戦略:新NISAでFIREの可能性を考える

老後資金と投資戦略:新NISAでFIREの可能性を考える

 

おはようございます。

新NISAが始まって今年で2年目を迎えています。

昨年は8月に「令和のブラックマンデー」と呼ばれる大暴落があり、投資初心者にとっては購入した株をホールドする胆力が必要なシーンもありました。

 

新NISAは最短で5年で満額埋まりますが、頑張って満額埋めたらFIREできるのではないかと考える人もいます。

今回は、新NISAを満額埋めたらFIRE可能なのかについて解説していきます。

老後資金と投資戦略:新NISAでFIREの可能性を考える

試算の前提事項

今回、以下前提事項を元に試算を行っていきます。

  • つみたて投資枠、成長投資枠共にオルカンを購入(1,800万円分オルカンを購入)
  • オルカンの期待リターンを7%とします
  • 新NISA枠以外の追加投資は行わないものとします
  • 年間生活費は250万円(毎月の生活費を20万程度)とします
  • FIREに必要な金額は「年間生活費×25」(6,250万円)とします

FIREまでの年数

上記前提を元に、1,800万円が6,250万円になるまでの期間を算出していきます。

 

72の法則から期待リターン7%で2倍の金額にするには、約10年の期間が必要となります。そのため、新NISA枠満額埋めた後から10年後に3,600万円になる計算になります。

この3,600万円を6,250万円にするには約1.73倍にする必要があります。

最終的に、6,250万円にするには新NISA枠満額埋めた後から18〜9年程時間が必要になります。

 

仮に新NISA枠を40歳で埋めた場合、59歳でFIREとなるとそれはRetireEarlyとは呼べないと思います。50歳以下でFIREしたい場合、最低でも30歳までに新NISA枠を埋める必要が出てきます。

 

このことからFIREしたい場合、新NISA枠を埋めるだけでは足りずそれ以上の入金力と投資の継続が必要になります。

まとめ

投資の目的が老後資金であれば、45歳までに新NISA枠を満額埋めれば足りる計算になります。

新NISAを活用すれば老後資金には困らない状況は作り出せますが、それだけではFIREには足りないことがわかります。

 

投資の目的は人それぞれです。

人と比べずに自分の目的にあった投資のやり方を新NISA枠を使って掴んでいきましょう。

 

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