おはようございます。
今年は日本株もアメリカ株も好調のため、どの投資手法を選んでも大きな損をしている人は少ないのではないでしょうか。
不思議なもので、市場が好調な時でも投資においては迷いが生じるシーンがあります。
それは自分の選んだ投資手法より、別の方法のほうが得だったのではないかと考えてしまうからです。
そんな迷いがある人は資産運用を「攻め」と「守り」に分けて行う方法がオススメです。
今回は資産運用の基本となるコア&サテライト運用について紹介したいと思います。
資産運用の攻めと守り:コア&サテライト運用の基本
投資初心者のジレンマ
投資初心者には常に投資に対して迷いがつきまといます。
例えば、インデックス投資を行っていても市場が好調なときは指数に合わせて資産が上昇しますが、市場が低調なときは資産が増えない時期が続きます。
その期間が長ければ長いほど、自分の選んだ商品は正しかったのかと疑問が浮かんできます。
また、高配当投資を行っていても市場が好調なときは株価自体が値上がりしインカムゲインではなくキャピタルゲインを得たくなり、持ち続けるはずの株を売ってしまうなどの行動を取ってしまうケースもあります。
このように人は目先の利益に走ったり、これ以上損したくないという気持ちから一度選んだ商品を売ってしまいます。
コア&サテライト運用の活用方法
この問題に対して、私はコア&サテライト運用をおすすめしています。
コアにはS&P500に連動する投資信託か人気のオルカンを選択し、サテライトには別の商品を選ぶのが良いと思います。
このサテライトで何を選ぶかは個人の自由ですが、コアで選んだ商品と値動きが連動する商品はおすすめしません。
そのため、債権や金(ゴールド)などが選択肢になりますが、私はコアをインデックス投資、サテライトを高配当投資として投資商品を選択する形で運用しています。
コア&サテライトの投資比率をどうすべきか
次に悩むのがコアとサテライトの投資商品を、どの比率で購入していくかという問題です。
私の考えとしては、コアはインデックス投資として将来の老後資金のためのお金を運用しているため、15年〜20年かけて自分の老後資金が貯められるように設計します。
例えば、老後資金として3,000万円必要な場合、年利7%・投資期間20年と仮定し、毎月約6万円インデックス投資につみたて投資すれば達成できます。
自分の毎月の投資額が6万円に達していないのであれば、サテライト運用は後回しになります。まずは、コア運用の毎月の積立額を6万円に行くように家計見直しなどを行いましょう。
毎月の積立額が6万円達していて余剰資金がある場合、初めてその余剰分をサテライト運用に回せばよいと思います。
まとめ
お金を増やしたいと投資を始めても目先の利益に囚われると、本来の目的に達成するのが遅れてしまいます。
自分が何のために投資をしているのか、投資の目的と達成期間が決まっていない人は改めて自分の投資目的を見直してみましょう。
【関連記事のご紹介】
資産形成の目的に迷子になった時は、タイムバケットを作ってみましょう。
投資の目的が老後資金の場合、必要金額を確認しておきましょう。
投資の出口戦略は事前に決めておきましょう。
読者登録いただけると励みになります!